
2022年度 大学生・若者チームとの協働事業で学習支援
【事例報告①】
お気に入り子ども弁当~♬
から繋がった!不登校生へ若者支援★
「子ども弁当」提供のお店での子ども食堂から学習支援に繋げる試みが実施されました。
きっかけは、お店の女将さんと大学生のお嬢さんから「勉強見てあげられます!」とのお申し出。お嬢さんの学友、地域の方と「ふじらぼ」大学生も参加しての開催です!
今年度、学習支援を呼びかけてみて再確認したことは、やはり見ず知らずの場所や人から苦手な勉強に繋がろうとする子ども本人はほとんどいないということです。(保護者の問い合わせはありますが。)
ですので、「子ども弁当」利用者アンケートなどで広がった関係=胃袋を通じた安心、信頼から学習支援などの個別課題にアプローチしていく取り組みをこれからもカタチにしていきたいと思います。

大学生たちも子どもたちのお弁当作りをお手伝い
私は「ふじらぼ」という、藤沢市の学習支援団体で活動している大学生です! 今回縁あって、子ども食堂のボランティアに学習支援の依頼を受け参加いたしました。 この日はご飯を食べに来た小中学生と保護者と一緒にUNOを行いました!声が枯れるほど盛り上がってしまったため、今回は勉強をしていません。(笑) 勉強はしなくても、とても楽しそうに過ごしていたので、子どもたちにとって有意義な時間だったと思います。私も初めての参加で最初は緊張していましたが、すぐにリラックスして取り組むことができました。 それは、なないろの方たちのアットホームな雰囲気と居心地の良さからくるものだと思います。 このように、子どもたちが安心して楽しく過ごせる場所が藤沢にもっと増えるように学習支援団体として、ふじらぼ一同、引き続きサポートさせていただきます!



参加生徒のお母さん
からLINE報告
【事例報告②】
学習支援に参加した小学生お母さんの合格報告
「あきらめない。子どもの可能性は無限大です!」
「経緯 〜どのように巡り合って今日に至ったか〜
子どもが6年生の頃、離婚調停中のため弁護士の先生に「教育方針や環境から息子を通わせたい中学校があるが、受験になるためもう一歩、わからないところを教えてもらえる場所があったら。」と伝えたところ、ひとり親のための「学習支援」があることを初めて知りました。
そこで自分の住んでいる地域で学習支援を検索。ヒットした湘南まぜこぜ計画というNPO法人に問い合わせをしてみました。
直接ここに問い合わせをと案内された訳ではありません。
正直ひとり親の育児、家事をしながら働く収入や養育費では、塾代を捻出するのはとても困難です。育ち盛りですから食費だけでもいっぱいいっぱいなのが本音です。その上日々の中で息子に勉強の時間を長時間割くのはとても疲れますし、子供が解るように説明するのは簡単ではありません。
NPOからすぐにお返事を頂き、代表の方との面会で事情をお話し、希望を伝えました。
学習支援の場が一軒家という環境、代表の方がいつもいらしてくれること、ほぼ先生と一対一で集中できること。歳の近い現役の大学生という親しみやすさなどが相まって、息子は意欲的に通いたい!と、ほっとした気持ちを持てたようです。
いざ通うことが決まると行く日が楽しみなほど元気な声で行って来まーすとワクワク出かけていく息子。
行く日までにわからないところをまとめておいて時間は限られているので効率的に聞けるように準備をして向かいました。
まるで家でお兄さんに聞くようにリラックスしてわからないところが聞けることがあるという安心感はここならではです。
実は、理解できない問題をどうしたら良いのだろう(もう親に聞いてもわからないだろうな)と1人悩んでいたことを後々話してくれました。
やはり家庭教師や塾ではお金がかかることを知っていて家計の負担になるからお願いしたら親が困ると子供ながら親に気を遣ってしまっていたのです。
息子自ら、テレビで広告している進研ゼミのようなものをやりたいと言っていたことが何度かありますが、わからないことが息子の言葉で聞ける訳ではないなと渋ってました。
そもそも進学校の様な学習塾に通わせたい訳でもなく(息子のタイプとして合わないだろうと)、子供は子供時代にこそ目一杯遊んでほしいと思っております。まぜこぜ計画は受験の為の施設ではありませんが安心して息子のレベルに合わせサポートしてもらえ、遊びや他の活動など子供にあったらいいながあえう?居場所ができたこと。
親子ともどもそのことがどれほど有難いことだったでしょうか。
本当にここを知ることができて心から良かったです。」
(全文はワード添付より)▶
昨年夏休み、湘南まぜこぜ計画が運営する「寺子屋ハウス」で、中学生への学習支援を大学生たちが開始。対面での学習を中心に学校で配布されたタブレットを使ったオンラインでの授業も試行してきました。
2022年度は、新たに学習支援団体「ふじらぼ」との提携も決まり、国の呼びかけによる「子供の未来応援基金」からの単年度支援先に選ばれたため、講師となる若者・学生への謝礼をわずかでも支払うことができるカタチになりました。これを機に、より広く呼びかけて勉強に困っている小中学生を対象とした学習支援を行って参ります。 【勉強をサポートする高校生・大学生・若者も随時募集しています!】
不登校等に関するご相談、サポートも行っていますので、まずはお気軽にお問合せください。
近年「学校に行かないこと」を選択する児童生徒が増え、藤沢市でも2019年度696名だった不登校児童生徒が2020年度756名と年々増えている状況があります。
2017年「教育機会確保法」が施行され、不登校児童生徒の「休養の必要性」が認められ「不登校は問題行動ではない」こと「多様で適切な学習活動」の重要性が明確になりましたが、当事者に対する周囲の理解や十分な学習環境も整っている訳ではありません。また、塾に通うのに経済的事情で困難なケースも少なくありません。
一方、子どもたちに学習支援を無償で行う若者、学生の善意にだけ頼った仕組みでは持続的な課題解決にはならないと考えてこのような協働での事業を始動させました。

