
子どもが“いるだけでいい”場所を育てていく~羽鳥幼稚舎の挑戦~

子どもが“いるだけでいい”場所を育てていく
今の社会には、子どもが何かを「できるようになるための習得の場」は、たくさんあります。
でも、「あなたが、いるだけでいい」と言える場所は、どれくらいあるでしょうか。
私たち羽鳥幼稚舎では、幼児期に安心して過ごしたこの園が、学童期になっても子どもたちにとって安心できる居場所でありたいと願ってきました。
そんな思いを形にできたのが、湘南まぜこぜ計画との出会いと協働による「ポリタの広場(ポリ広)」の活動です。
ポリ広は、羽鳥幼稚舎の卒園生はもちろん、地域の子どもたちにも開かれた「居場所」です。
そこでは、遊んでもいい、学んでもいい、ただ「いる」だけでもいい。
子どもたちが自らの感性で過ごし、感じたことを安心して表現できるように、周囲の大人が静かに見守っています。
うれしいことに、かつて羽鳥幼稚舎で見守られていた卒園生が、今は大学生となり、スタッフとしてこの場に戻ってきてくれています。
見守られていた子が、今度は誰かを見守る存在になる。
その姿に、「つながりのありがたさ」と「未来への希望」を強く感じます。
この活動を通して、子どもたちが将来、社会の中で自分の価値や役割を感じ、
それぞれがつながりの中で自分らしさを発揮できる――
そんな未来を、これからも大切に育てていきたいと思っています。 羽鳥幼稚舎 村上弥佳





2025.5.祭りで地域に居場所開設のお披露目
お祭りを通して68年間卒園生を地域に送り出してきた園のお宝!地域での存在感。果てしない財産をみんなで再認識。それを活かした居場所づくりがはじまりました。


2025.6.子どもの居場所プレオープン!みんなで名前を決めよう!
卒園生である大学生たちが中心になって、これからの居場所づくりについて話し合い、卒園生に限らず誰でも子どもたちが自分の居場所にしてくれるように、まずはみんなで居場所の名前を考えました。投票結果で園で飼っている亀の名前から「ポリ太の広場」に決定!




